釣りの迷いを減らすための判断基準|スリーベクトルメソッド(3VM)

■ノウハウ

ルアーにしても、釣り方にしても、釣りには魅力的な選択肢が無数にあります。

トップ、クランク、ミノー、ワーム、スピナーベイト、メタル系…。

どれも正解になり得る手段です。

とはいえ、実際に釣りをするのは自分ひとり。

同時にいくつものルアーを使うことはできません。

タックルボックスにどれだけルアーが入っていても、
その瞬間に使えるのは、たった1つだけです。

つまり釣りとは、膨大な選択肢の中から1つを選び、残りを一旦切り捨てる行為の連続だと言えます。


実は「選ぶ」より「切り捨てる」ほうが多い

実際の釣りでは、「何をやるか」の裏側で、「何をやらないか」を決めている場面のほうが多いと感じています。

あれも良さそう。
これも効きそう。

そう思いながらも、最終的に選べるのは1つだけです。

極端なようでいて、決して誇張ではありません。


なぜスリーベクトルメソッドで考えるのか

そんな膨大な選択肢の中で行動を決めるために、私が使っているのが、スリーベクトルメソッド(3VM)です。

感覚や勢いだけに頼らず、一度頭の中を整理するための基準として使っています。


スリーベクトルメソッド(3VM)とは何か

スリーベクトルメソッドとは、物事を判断するときに、次の3つの軸で考える思考法です。

できる・できない
やりたい・やりたくない
やるべき・やらなくてもいい

私は、基本的にこの3つだけを意識して行動しています。

とてもシンプルですが、これだけで判断はかなり楽になります。


「できる・できない」で現実を見る

まずまず考えるのが、「それを今の自分ができるかどうか」です。

例えば、

  • 狙った場所に正確にキャストできるか
  • その重さでボトムを感じ続けられるか
  • 風や濁りに対応できるか

こうした技術面の問題もありますし、環境面の影響もあります。

また、

「釣りに行きたいけど、家の用事がある」

これも立派な「できない」判断です。

無理をしないことも、大切な選択だと思っています。

そして、対処法としては、
「できないことをどう克服するか」を考えていけばいいわけです。

技術を磨くのか、道具を工夫するのか、環境に合わせて立ち回るのか。

そうやって一つずつ積み重ねていくことが、結果的に自分の引き出しを増やしてくれます。


「やりたい・やりたくない」で気持ちを見る

次に考えるのが、「自分がやりたいかどうか」です。

  • 今日は巻きで釣りたい
  • 新しく買ったルアーを使いたい
  • トップで出したい

こうした気持ちは、釣りの集中力に直結します。

やりたくないことを無理に続けても、良い結果にはつながりません。


「やるべき・やらなくてもいい」で優先度を決める

最後に考えるのが、「それを今やるべきかどうか」です。

大会や競技では、好き嫌いよりも結果が優先されます。

一方で、プライベート釣行であれば、無理にやらなくてもいい選択もあります。

状況によって、優先順位を切り替えることが重要です。


3つを組み合わせると「今やるべきこと」が見えてくる

スリーベクトルメソッドの本質は、3つを別々に見るのではなく、重ねて考えることにあります。

ひとつだけで判断すると、どうしても偏りが出ます。

3つを組み合わせることで、バランスの取れた判断ができるようになります。


「やらない判断」ができるようになる

スリーベクトルメソッドを使うようになると、「やる」だけでなく、「やらない」判断がしやすくなります。

無駄に引きずる時間が減り、1日の組み立てが楽になります。

結果として、集中力も高まります。


迷いが減ると、釣りの質が上がる

何をするかで迷っている時間は、意外と長いものです。

その時間が減るだけで、釣りの質は大きく変わります。

  • 展開が早くなる
  • 切り替えが速くなる
  • 自信を持って選べる

こうした変化が、結果につながっていきます。


スリーベクトルメソッドは釣り以外にも使える

この考え方は、釣り以外の場面でも役立ちます。

タックル選び、買い物、時間の使い方、ブログ運営。

あらゆる判断に応用できます。


まとめ:選択できる人が、最後に強い

釣りは、選択の連続です。

何を投げるか。
どこを攻めるか。
いつ見切るか。

そのすべてに、判断があります。

スリーベクトルメソッドは、その判断を支える、自分なりの軸です。

これからも、無駄に迷わず、納得して選択できる釣りを続けていきたいと思います。

とはいえ、無心で、何も考えずに思うがままバンクを流すのも、悪くありませんよ。

そんな時間も含めて、釣りの楽しさだと思っています。

同じように悩んでいる方の、少しでも参考になれば幸いです。

また釣りに行こう。釣りを楽しもう。

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