エリアトラウトのスプーン・クランクの巻き速度を、ルアーの基準速度から考える記事です。
エリアトラウトの巻き速度はどう決めるか
エリアトラウトでは、スプーンやクランクなど巻く釣りが中心になります。
そこで必ず迷うのが巻き速度です。
初めて行ったときに
「投げて巻くだけですよ」と言われても、
基準がないと再現できません。
巻き速度には、次の2つがあります。
・その時の魚がバイトに至りやすい速度
・そのルアーが性能を発揮する速度
この2つのバランスを踏まえながら釣りを組み立てていくわけです。
まず知るべきはルアーの基準速度
世の中では「魚に合わせる」話が多いですが、
その前に、確認しておきたいことがあります。
ルアーがきちんと泳ぐ速度を知っておくことです。
これを知らないままでは、そのルアーをどう扱っていくか判断ができません。
もちろん、最終的には魚の反応に合わせて巻き速度を決めていきます。
ただ、そのときに使うルアーの基準となる速度感があると、調整の方向がはっきりします。
ここからは、その基準の作り方を説明します。
基準速度の確認手順
足元で泳がせて確認する
- 見える範囲でルアーを泳がせる
- ロッドで引いて速度を変える
- 動きが破綻するポイントを見る
破綻の例
・水をつかまない
・回転する
・姿勢が崩れる
速い側でも遅い側でも、限度を超えると動きに異変が出ます。
その挙動を前提に設計されたルアーもありますが、
基本としては、異変が起こらない、あるいは起こりにくい範囲が、そのルアーの対応速度域です。
また、引いているときのラインの角度によって、姿勢や動きが変わる点にも注目します。
基準速度の見つけ方
対応速度域の中で、
・姿勢が安定する
・レンジが保てる
・動きが一番きれい
このあたりを目安に、そのルアーの基準速度を決めます。
ここで、すべてを細かく把握する必要はありません。
「だいたいこのくらい」という感覚が持てれば十分です。
なお、レンジキープできる速度のチェックは
ショートキャストで水面直下を目視で確認すると分かりやすいです。
クランクの場合の目安
クランクは手元のフィードバックも参考になります。
・引き抵抗がしっかりある速度
・ギリギリ感じる速度
この間が基準速度になりやすいです。
※ライン素材や出ているラインの量で手元に伝わる振動は変わるので目安です。
魚に合わせていく
基準速度が分かると、
魚の反応に対して理由付きで判断できます。
スプーンを例にすると、
・速いと追う → 速度を上げたいのでウェイトを上げる
・追うが食わない → 速度とレンジは維持して動きを変える
・速くて追えない → ウェイトを下げレンジは維持してゆっくり巻く
このように、状況に合わせてルアーやテクニック、アイデアを出し入れできます。
基準があると、なんとなく巻くことが減ります。
また、ルアーを新しく導入するときも、
「ああいう場面でこう対応したい」
「あのスプーンとこのスプーンの間を埋めたい」
といった理由を持って選べるようになります。
この確認で分かること
ルアーを足元で泳がせるだけで、
・対応速度域
・動きの大きさ
・ピッチ
・浮き上がりやすさ
などが分かります。
始めたてで速度域の感覚がつかみにくい場合は、
「動きがかなりワイドだな」
「ピッチが細かくてスルスル来るな」
「巻き抵抗が強いな」
といった印象でも十分です。
繰り返しているうちに少しずつ理解が進み、
足元でロッドで引いたときの感覚と、実際に投げてリトリーブしたときの感覚が、だんだん一致してきます。
また、同じくらいのウェイト帯のスプーン同士で比べてみるのも有効です。
違いが見えてくると、ルアーローテーションの理由がはっきりします。
まとめ
巻き速度は、感覚だけに頼ると迷子になりやすい部分です。
クリアウォーターで魚を見ながらなら何とかなることもありますが、
濁りがあったりブラインドで釣る場合は、自分なりの基準があると自信を持って取り組めます。
そして、巻き速度はルアーに依存することが多いため、
そのルアーの有効な速度域を踏まえておくことは重要です。
流れとしては、
・ルアーの基準速度を知る
・魚の反応を見る、感じる
・理由を持って調整する
この繰り返しで、再現性が上がっていきます。
また釣りに行こう。釣りを楽しもう。





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