魚はどこにでもいるし、どこにでもいない|エリア判断の考え方

■バスフィッシング

釣りをしていると、「この場所は釣れる」「ここはダメ」という評価を、
誰しも無意識にしていると思います。

あの岬はデカいのがいる。
あのストレッチは流れが当たって良い。
あそこはベイトが溜まっているよね。

こうした地形や条件、過去の実績をもとに、エリアは「情報」として認識されていきます。
いわゆる有名エリア、有望エリアと呼ばれる場所です。

また、個人レベルでも、そうした情報をもとに、「自分だけが把握している場所」を持っていることもあります。


エリア評価と現実のズレ

では、そうした有名エリアや有望エリアに入れば、必ず反応があるかというと、実際はそうではありません。

むしろ、

・有名エリアなのに、まったく反応がない
・注目されていない場所で、良い魚が出る

こうした経験をしている人のほうが、多いのではないでしょうか。

自分も同じで、有名エリアで何も起きず、
何の変哲もないストレッチで、良い魚と出会ったことは何度もあります。

その経験から、
「魚はどこにでもいるし、どこにでもいない」
という、かなり曖昧な捉え方をするようになりました。


有名エリア=釣れる場所ではない

以前、とあるリザーバーで、一等地と呼ばれるような岬がありました。
そこには、何人もの人が入れ替わり立ち替わり入っていました。

自分もその場所に入りましたが、結果は出ませんでした。

その一方で、移動中に立ち寄った、何でもないバンクで一本出たことがあります。

あのときは、「今の条件を見たうえでの場所が大事なんだな」と、強く感じました。

有名エリアには、人が集まります。
結果として、プレッシャーも高くなります。

魚はいる。
ベイトも入っている。

でも、喰わない。

そういう状態になっていることも、珍しくないと感じます。

この場合、自分は「今の自分に釣れる魚はいない」と、一旦結論づけます。

これは、「魚がいない」という意味ではありません。

自分の持っている釣り方、引き出し、精度では、反応させられない。
それなら、今は成立していないと判断します。

無理に粘るより、時間を変えて入り直す。
そのくらいの感覚で捉えています。


良かった場所が機能しなくなることもある

過去に、よく反応が出ていたエリアが、ある時期を境にまったく機能しなくなったことがあります。

水位の変化なのか、地形の変化なのか、ベイトの動きなのか。
原因ははっきりしません。

ただ、「前は良かった」という理由だけでは、もう通用しなくなっていました。

この経験以降、
エリア評価を固定化しないよう、かなり意識するようになりました。


確かに、魚は“どこにでもいる”

実際、大場所であろうが、何の変哲もないバンクであろうが、魚が釣れれば、そこに魚はいたという事実が残ります。
これは動かしようのない現実です。

そこから、いくつかの推理もできます。

たとえば、

・魚が移動中にたまたま喰った
・そのエリアの居心地が良くて、近辺にいた
・水中に見えない変化があって、そこに付いていた

など、理由はいくつも考えられます。

もちろん、魚と話したことはないので、すべて想像です。

それでも、「なぜそこで釣れたのか」を考えること自体に、意味があると思っています。


結果から考える癖をつける

釣れた場所には、必ず何かしらの理由があります。

それが再現できるかどうかは別として、
「何も考えずに終わらせない」ことが重要です。

・水位
・風
・濁り
・時間帯
・レンジ
・ルアー
・アプローチ

あとから振り返ると、意外とヒントは残っています。


エリア判断を固定化しないために

だから自分は、「この場所はダメ」「ここは鉄板」といった決めつけを、できるだけしないようにしています。

あるのは、

・今の条件
・今の自分
・今の釣り方

この組み合わせが成立しているかどうかだけです。

魚はどこにでもいるし、どこにでもいない。

この曖昧さを受け入れたほうが、
結果的に判断は安定すると感じています。

また釣りに行こう。釣りを楽しもう。

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