なぜ釣りに基準が必要なのか

■ノウハウ

バスでもトラウトでも、釣りをしていると
「今日は何が正解なのか」という話になります。

釣りは不確定要素がものすごく多い遊びです。

釣り場、天気などに付随する環境的要素もそうですし、
魚自体も、場所、選ぶルアー、レンジ、スピード、機嫌など、
あげだしたらきりがないほどの要素が複雑に絡み合っています。

そして一番不確定たらしめている理由が、
絶対的な答えを得られないことです。

これは、魚と話ができない以上、

なんでここにいたの?
なんでこのルアーを食べたの?
今寒い?暑い?

こういった簡単なことでさえ、
結果からの推測という形になります。

あまりに不確定な要素が多いため、
結局何をやっているかわからなくなってしまう方も
いるのではないでしょうか。

こういった状況を避けるために、
自分は釣りの中に基準を設けています。

人間側はできるだけ統一した条件で
検証していきたいわけです。

不確定要素が多い中、こちらの条件も毎回バラバラでは
まったく検証になりません。


巻き速度の基準

例えば自分の例として、
バスフィッシングでムービングルアーを扱う場合、
ルアーごとに基準の巻き速度は違います。

何だバラバラじゃないかと思われるかもしれませんが、
ひとつ同じことがあります。

それは巻き感です。

そのルアーを巻いてくるとき、
最もルアーの動きを感じる巻き速度で巻いてくる。

これを自分の巻き速度の基準としています。

この手法であれば、
初めて使うルアーでも
一応の基準をその場で設けることができます。

そのうえで色々試していき、
より結果が出やすい速度を見つければ、
それも一つの基準として自分の引き出しになっていきます。

ちなみにエリアトラウトの場合は、
巻き感や巻き抵抗があまり出ないことが多いので、
目視でルアーの動きを見ながら速度を調整しています。


基準があると変化を判断できる

基準を設けておくと、
釣りの中で起きている変化を判断しやすくなります。

例えば先ほどの巻き速度の例であれば、

・基準より少し速くする
・基準より少し遅くする

というように、相対的に変化をつけることができます。

この「相対的」というのが重要で、
ただ速い、遅いだけでは目安がなく、再現しにくくなります。

少なくとも自分の場合は、
基準なしで速い・遅いを判断するより、
基準があったほうがずっと簡単に操作できます。

しばらく基準速度で巻いていて何もなかった。
そこで速度を少し上げたら食った。

これ、嬉しくないですか?

自分から何かをして釣った一匹は、
やはり嬉しいものです。

こういった釣りは、
ある程度基準がないと成立しません。


基準がないと何が起きるか

もし基準が無い状態で釣りをしていると、

・ルアーを変えた
・速度も変えた
・場所も変えた

というように条件が同時に動いてしまい、
何が良くて何が悪かったのかが分かりにくくなります。

基準を決めておくことで、

「基準では反応がない」
「少し速くすると反応が出た」

というように、
変化の理由をある程度整理して考えることができます。

もちろん釣りなので、
すべてが理屈通りにいくわけではありません。

それでも、
何も基準がない状態で試すよりは
状況を整理しやすくなります。


基準は固定するものではない

そしてもう一つ大事なのが、
基準は固定するためのものではないということです。

基準はあくまで出発点です。

基準から

・速くする
・遅くする
・レンジを変える
・ルアーを変える

といった形で調整していきます。

つまり、

基準 → 変化 → 反応を見る

この流れを作るためのものです。


自分だけの基準はいくらでも作れる

基準はここまで書いてきた
釣りをしている最中の所作だけではなく、
タックルセッティングなど、他にも様々な場面にあります。

例えば、

・タックルバランス
・ルアー交換の判断
・ラインの強さ
・使うルアーの下限や上限

こういった部分も、
自分なりの基準として積み重なっていきます。


基準は迷ったときに戻る場所

魚と会話ができない以上、
人間は結果から考えるしかありません。

しかし傾向というものは確かに存在していると感じています。

だからこそ、
自分なりの基準を持っておくと
釣りの中で起きていることを整理しやすくなります。

最初から完璧な基準である必要はありません。

にっちもさっちもいかなくなって
完全に迷走しているとき、

落ち着いて戻って来ることができる場所。

それが基準だと思っています。

釣りをしながら少しずつ修正していけば、
その人なりの基準が出来上がっていきます。


また釣りに行こう。釣りを楽しもう。

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