ルアーにしても、釣り方にしても、釣りには魅力的な選択肢が無数にあります。
トップ、クランク、ミノー、ワーム、スピナーベイト、メタル系…。
どれも正解になり得る手段です。
とはいえ、実際に釣りをするのは自分ひとり。
同時にいくつものルアーを使うことはできません。
タックルボックスにどれだけルアーが入っていても、
その瞬間に使えるのは、たった1つだけです。
つまり釣りとは、膨大な選択肢の中から1つを選び、残りを一旦切り捨てる行為の連続だと言えます。
実は「選ぶ」より「切り捨てる」ほうが多い
実際の釣りでは、「何をやるか」の裏側で、「何をやらないか」を決めている場面のほうが多いと感じています。
あれも良さそう。
これも効きそう。
そう思いながらも、最終的に選べるのは1つだけです。
極端なようでいて、決して誇張ではありません。
なぜスリーベクトルメソッドで考えるのか
そんな膨大な選択肢の中で行動を決めるために、私が使っているのが、スリーベクトルメソッド(3VM)です。
感覚や勢いだけに頼らず、一度頭の中を整理するための基準として使っています。
スリーベクトルメソッド(3VM)とは何か
スリーベクトルメソッドとは、物事を判断するときに、次の3つの軸で考える思考法です。
できる・できない
やりたい・やりたくない
やるべき・やらなくてもいい
私は、基本的にこの3つだけを意識して行動しています。
とてもシンプルですが、これだけで判断はかなり楽になります。
「できる・できない」で現実を見る
まずまず考えるのが、「それを今の自分ができるかどうか」です。
例えば、
- 狙った場所に正確にキャストできるか
- その重さでボトムを感じ続けられるか
- 風や濁りに対応できるか
こうした技術面の問題もありますし、環境面の影響もあります。
また、
「釣りに行きたいけど、家の用事がある」
これも立派な「できない」判断です。
無理をしないことも、大切な選択だと思っています。
そして、対処法としては、
「できないことをどう克服するか」を考えていけばいいわけです。
技術を磨くのか、道具を工夫するのか、環境に合わせて立ち回るのか。
そうやって一つずつ積み重ねていくことが、結果的に自分の引き出しを増やしてくれます。
「やりたい・やりたくない」で気持ちを見る
次に考えるのが、「自分がやりたいかどうか」です。
- 今日は巻きで釣りたい
- 新しく買ったルアーを使いたい
- トップで出したい
こうした気持ちは、釣りの集中力に直結します。
やりたくないことを無理に続けても、良い結果にはつながりません。
「やるべき・やらなくてもいい」で優先度を決める
最後に考えるのが、「それを今やるべきかどうか」です。
大会や競技では、好き嫌いよりも結果が優先されます。
一方で、プライベート釣行であれば、無理にやらなくてもいい選択もあります。
状況によって、優先順位を切り替えることが重要です。
3つを組み合わせると「今やるべきこと」が見えてくる
スリーベクトルメソッドの本質は、3つを別々に見るのではなく、重ねて考えることにあります。
ひとつだけで判断すると、どうしても偏りが出ます。
3つを組み合わせることで、バランスの取れた判断ができるようになります。
「やらない判断」ができるようになる
スリーベクトルメソッドを使うようになると、「やる」だけでなく、「やらない」判断がしやすくなります。
無駄に引きずる時間が減り、1日の組み立てが楽になります。
結果として、集中力も高まります。
迷いが減ると、釣りの質が上がる
何をするかで迷っている時間は、意外と長いものです。
その時間が減るだけで、釣りの質は大きく変わります。
- 展開が早くなる
- 切り替えが速くなる
- 自信を持って選べる
こうした変化が、結果につながっていきます。
スリーベクトルメソッドは釣り以外にも使える
この考え方は、釣り以外の場面でも役立ちます。
タックル選び、買い物、時間の使い方、ブログ運営。
あらゆる判断に応用できます。
まとめ:選択できる人が、最後に強い
釣りは、選択の連続です。
何を投げるか。
どこを攻めるか。
いつ見切るか。
そのすべてに、判断があります。
スリーベクトルメソッドは、その判断を支える、自分なりの軸です。
これからも、無駄に迷わず、納得して選択できる釣りを続けていきたいと思います。
とはいえ、無心で、何も考えずに思うがままバンクを流すのも、悪くありませんよ。
そんな時間も含めて、釣りの楽しさだと思っています。
同じように悩んでいる方の、少しでも参考になれば幸いです。
また釣りに行こう。釣りを楽しもう。


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