先日、今シーズン最初のSUPフィッシングに行きました。
自分のSUPを用意してから初めての釣行だったため、
セッティングや使い勝手を確認しながら楽しむつもりで出発しました。

当日の予報では、波と風はどちらも穏やか。
現地に到着して海を見ても荒れている様子はなく、SUPフィッシングには絶好の日だと思いました。
しかし、実際に沖へ出てみると、予報や岸から見た印象だけでは分からない流れがありました。
今回は、風と潮の流れが強く、思うように釣りができなかった日の話を書いてみます。
いつものエリアへ向かう
準備と各部のチェックを済ませ、無事にエントリーできました。
一緒に行った友人たちとしばらく漕ぎ、普段釣りをしているエリアへ向かいます。
狙っていた場所へ入ると、強くはないものの、断続的に風を感じる状況でした。
多少の風はありましたが、
その時点では釣りができないほどではないと考え、18gのチェリーリグで釣りを始めました。
水深は20mあるかないかというエリアです。
しかし、仕掛けの着底を待っている間にも、SUPがかなりの速さで流されていきます。
風だけでなく、潮の流れも効いていたようです。
リグを重くしても解決しなかった
18gでは着底までに流されすぎると感じたため、リグのウェイトを28gに変更しました。
ところが、リグを交換している間にもSUPはどんどん流されていきます。
仕切り直すため、一度パドルを持ち、元いたエリアまで漕いで戻りました。
そこから再び釣りを始めますが、28gに変更しても状況は大きく変わりません。
仕掛けを落としている間にSUPが流され、ラインに強い角度がついてしまいます。
この場所は根がかなりきついエリアで、
ラインが斜めになってリグを横に引く形になると、根掛かりが頻発します。
何度か入り直して試してみましたが、
- 着底するまでに流される
- ラインに角度がつく
- リグをトレースしづらくなる
- 根掛かりもしやすくなる
- リグを回収する
- 位置を戻すために漕ぐ
という繰り返しになりました。
釣りをしている時間よりも、位置を修正している時間のほうが長くなり始めます。
ここまで来ると、魚が釣れるかどうか以前に、釣りそのものが成立しにくい状態です。
帰着する方向も考える
もうひとつ気になったのが、風と流れの向きでした。
この日は、SUPが流される方向と、帰着するために進む方向が反対になっていました。
最初に入ったエリアへ戻るだけでも、パドルを漕いだ割に進みにくさを感じています。
このまま沖側で釣りを続ければ、戻るときに向かい風や流れへ逆らって漕ぐ時間が長くなります。
安全面も考え、湾内へ戻ることにしました。
友人たちの近くまで漕いで声をかけたところ、
同じように釣りにくさを感じていたようです。
そこで全員で沖側のエリアを離れ、湾内へ戻りました。
最も重要なのは無事に岸へ戻ること
去年から何度かSUPフィッシングへ出ていますが、
最も重要だと感じているのは、無事に岸へ戻ることです。
これはSUPフィッシングに限らず、ほかの釣りでも同じです。
ある意味、釣りになるか、魚が釣れるかという話は二の次です。
特にSUPの場合は、自分でパドルを漕ぐことが主な動力になります。
そのため、
- 自分の体力
- 現在の風向き
- 潮の流れ
- 岸までの距離
- 帰着する方向
を踏まえながら動く必要があります。
沖へ進めるかどうかだけではなく、そこから戻れるかどうかまで考えなければなりません。
以前、行きは向かい風で大変でも、帰りは追い風になるから楽だろうと考えたことがありました。
しかし、途中で風向きが変わり、帰りも向かい風になったことがあります。
行きの状況が、そのまま帰りまで続くとは限りません。
風向きや強さは変わる可能性があるため、
帰りが楽になることを前提に距離を伸ばすのは危険だと感じています。
湾内でも風向きが安定しない
湾内へ戻ったあとは、比較的穏やかな場所で釣りを続けました。
しかし、この日は風向きが頻繁に変わる日だったようで、
SUPの位置を保ちながら釣りをするのが難しい状況でした。
風向きを見ながら、
「この辺りから仕掛けを入れれば、ちょうど狙った場所を通せそうだ」
と考えてSUPを進めます。
ところが、釣りを始める頃には風向きが変わり、想定とは反対側へ流されてしまうこともありました。
SUPでは、パドルを漕ぐのも手であり、ロッドを操作するのも手です。
釣りをしながらパドルで細かく位置を修正することはできません。
パドルを持てば釣りを止める必要があり、釣りを始めればSUPは風や潮に流されます。
レンタルボートのバスフィッシングであれば、
トローリングモーターを使いながら位置や向きを調整できます。
この日は、トローリングモーターのありがたみを改めて痛感しました。
ウェイトを上げれば解決するとは限らない
流れが強いときは、リグを重くすることで着底しやすくなる場合があります。
今回も18gから28gへ変更したことで、フォールスピード自体は速くなりました。
しかし、SUP本体が速いペースで流されている状態では、
リグを重くするだけでは解決できませんでした。
SUPが移動し続ければ、着底後も仕掛けが横方向へ引かれます。
特に根のきつい場所では、重いリグほど根に強く入り込み、
かえって根掛かりしやすくなる可能性もあります。
ウェイトを上げて釣りを続けるより、場所や釣り方を変えたほうがよい状況もあります。
今回の場合は、リグの重さではなく、釣りをする場所そのものを変える必要がありました。
まとめ
今回の釣行では、風と潮の流れが重なり、仕掛けを落としている間にもSUPが大きく流されました。SUPフィッシングでは、釣りになるかどうか以上に安全面を優先する必要があります。
SUPの動力は自分の体力です。
沖へ進めることと、無事に岸へ戻れることは同じではありません。
風や潮の流れが帰着する方向と反対に効いていれば、帰りは想像以上に体力を使います。
また、行きは向かい風、帰りは追い風になると思っていても、途中で風向きが変わることもあります。
今回も、最初に向かったエリアで釣りを続けること自体はできたかもしれません。
しかし、流される方向と帰着する方向を考え、無理をせず湾内へ戻りました。
魚を釣ることはSUPフィッシングの楽しみですが、最も大切なのは無事に岸へ戻ることです。
釣りにならないと感じた時点だけでなく、
帰着が難しくなる可能性を感じた時点で場所を変える、
戻りやすい場所へ向かう、終了する。
そうした判断を早めにすることが、SUPフィッシングでは必要だと考えています。
また釣りに行こう。釣りを楽しもう。


コメント